4月プログラム
2011.03.21
女優。高峰 秀子 02
高峰秀子 [1924.03.27-2010.12.28]
大正13年函館市出身。昨年 12月28日肺がんにより死去、享年86歳。1929年映画『母』の子役デビュー以降、戦前・戦後を通じて、第一線で人気を保ち続けた稀有の名女優。1979年に引退後はエッセイストなどの活動をしていた。通称・デコちゃん。急逝の報を受けて急遽、長期に渡る連続特集を開始。彼女のあまりにも大きな女優としての業績を辿ります。
無法松の一生
4月23日(土)-4月29日(金・祝)
(1958・S.33年 / 105分 / 東宝) ◯ 役名;吉岡良子
監督・脚本∥稲垣浩 原作∥岩下俊作 脚本∥伊丹万作 撮影∥山田一夫 美術∥植田寛 音楽∥團伊玖磨 出演∥三船敏郎 / 高峰秀子 / 芥川比呂志 / 飯田蝶子 / 笠置衆 / 多々良純 / 宮口精二 / 有島一郎
《ヴェネチア映画祭金獅子賞》

阪東妻三郎が主演した昭和18年の第一回作品が、当時の検閲によってカットされたのを不服としていた稲垣浩が、同じ伊丹万作の脚本をカラー・ワイドスクリーン、主演を三船敏郎・高峰秀子で新たにリメイクして無念を晴らした。北九州の小倉を舞台に、博打好きで喧嘩っ早い人力車夫・松五郎の生涯を描く。
稲妻
4月30日(土)-5月6日(金)
(1952・S.27年 / 93分 / 大映東京;16mm作品) ◯ 役名;小森清子
監督‖ 成瀬巳喜男 原作‖ 林芙美子 脚色‖ 田中澄江 撮影‖ 峰 重義 美術‖ 仲 美喜雄 音楽‖ 斎藤一郎
出演‖ 高峰秀子 / 三浦光子 / 村田知英子 / 植村謙三郎 / 香川京子 / 浦辺粂子
林芙美子の同名小説を田中澄江が脚色した、成瀬巳喜男=高峰秀子コンビの名作。4人の兄妹は同じ母親(浦辺粂子)の子どもであっても、父親はみんな違うという複雑な母子家庭で、母親と異父兄妹たちに愛想をつかした末娘・清子(高峰秀子)が自立していくという物語。はとバスのガイド(原作では、電話交換手)として賢明に働く清子の可憐さ、車窓から見える戦後東京の風景の美しさが素晴らしい。
浮雲
4月30日(土)-5月6日(金)
(1955・S.30年 / 124分 / 東宝) ◯ 役名;幸田ゆき子
監督‖ 成瀬巳喜男 原作‖ 林芙美子 脚色‖ 水木洋子 撮影‖ 玉井正夫 美術‖ 中古 智 音楽‖ 斎藤一郎 助監督‖ 岡本喜八
出演‖ 高峰秀子 / 森雅之 / 中北千枝子 / 岡田茉莉子 / 山形勲 / 加東大介 / 千石規子 / 金子信雄

成瀬巳喜男の代表作であり、世界映画史に燦然と輝く名作中の名作。高峰と森の緊張感みなぎる絡み合いは、124分決して途切れることがない。地の果てまでも男を追って行くヒロインは映画が描く事が出来た最も鮮烈な女性像のひとつであり、「女優。高峰秀子」の名は永遠に映画史に刻まれる事になった。小津安二郎は "俺に出来ないシャシンは溝口の「祗園の姉妹」と成瀬の「浮雲」だ" と語っている。
海炭市叙景 かいたんしじょけい
4月30日(土) - 5月13日(金)
(2010年 / 152分 / 「海炭市叙景」製作委員会)
監督‖熊切和嘉 原作‖佐藤泰志 脚本‖宇治田隆史 撮影‖近藤龍人 美術‖山本直輝 音楽‖ジム・オルーク 出演‖谷村美月 / 竹原ピストル / 加瀬亮 / 三浦誠巳 / 山中崇 / 南果歩 / 小林薫 / あがた森魚

芥川賞候補に5度選ばれながらついに受賞せず、1990年、41歳で自らその生涯を終えた佐藤泰志の未完の連作短編小説。その清冽な文体の織りなす作品世界を、同じ北海道出身の熊切和嘉監督が作品化。「その冬、海炭市では、造船所が縮小し、解雇されたふたりの兄妹が、なけなしの小銭を握りしめ、初日の出を見るために山に昇ったのです・。」忘れようにも忘れられない、時代の秀作の完成です。
ぐんまドキュメンタリー映画祭
2011;春
2011年4月9日[土] - 4月29日[金]
<プレ上映> 監督 想田和弘 特集
「精神」 2011年3月12日- 3月25日
「選挙」 2011年3月26日- 4月 8日
<01;原発のこと>
ミツバチの羽音と地球の回転 (監督:鎌仲ひとみ / 2010年 / 135分)
<02;ダムのこと>
水になった村 (監督:大西暢夫 / 2007年 / 92分)
<03;介護のこと>
ただいま それぞれの居場所 (監督:大宮浩一 / 2010年 / 96分)
<04;地域のこと>
街のひかり 深谷シネマ物語 (監督:飯塚俊男 / 2010年 / 71分)
<05;子どもたちのこと>
風のなかで むしのいのち くさのいのち もののいのち (監督:筒井勝彦 / 2009年 / 78分)
【 トーク・ライヴ 】
「ミツバチの羽音と地球の回転」
期日:2011年4月24日[日] 13:30 - ◎ 上映後 トーク・ライヴ
出演:
鎌仲ひとみ ( 「ミツバチの羽音と地球の回転」 監督 )
星野充子 ( 味の店 / サンデールーム )
Hisomi-TNP ( MC / プロデューサー )
飯塚俊男 ( 「街のひかり」 監督 ;進行 )
他。
会場:シネマまえばし / シアター0
参加費: 映画鑑賞料金
※ 予約が必要となります。定員制。
『ミツバチの羽音と地球の回転 』
2010年 / 135分 / 日本
監督 鎌仲ひとみ / プロデューサー 小泉修吉 / 音楽 Shingo02 / 撮影 岩田まきこ・秋葉清功・山本健二 / 録音 河崎宏一・服部卓爾 / 助監督 豊里洋・南田美紅・齋藤愛 / 編集 辻井潔 / 編集スタジオ MJ / 録音スタジオ 東京テレビセンター / 制作・配給 グループ現代
未来のエネルギーをどうするのか?
祝島とスウェーデンでエネルギーの自立に取り組む人々の物語
瀬戸内海祝島では自給自足的な暮らしが営まれ、きれいな海を守りたいと28年間も原発建設に反対してきた。しかし、圧倒的な経済力と権力が原発建設を推進し続けている。一方、北欧のスウェーデンでは脱石油・脱原発を決め、着実にエネルギーを自然エネルギーへとシフトし、接続可能な社会づくりが進んでいる。どうしたら未来のエネルギーを自分たちの手で選択し、作り出せるのか。人々の感性と思いが国を超えて交差し、新しいビジョンを描きだす。
『水になった村』
2007年 / 92分 / 日本
監督・撮影 大西暢夫 / 企画・制作 本橋成一 / 編集・撮影 土井康一 / 録音 米山靖・渡辺丈彦 / 宣伝 吉田理映子・大槻貴宏・中植きさら / 挿入歌 李政美 / 映像技術 本間克明 / 配給 サスナフィルム・ポレポレ東中野 / 製作 ポレポレタイムス社 / 助成 芸術文化振興基金
バッタや草木そして人間たち、すべての生き物に捧ぐ
ダムに沈んだ徳山村15年のドキュメンタリー映画
1957年、岐阜県徳山村にダム建設の話が広まった。日本最大のダムだ。みな次々に近隣の街につくられた移転地へと引っ越していったが、何家族かの老人たちが、村が沈んでしまうまでできる限り暮らし続けたい、と、街から戻って来た。写真家の大西暢夫が徳山を訪ねたのは15年前のこと。村には季節ごとに土地で採れるものを大切にする、暮らしの知恵や技がある。食卓にはいつも食べきれないほど大盛りのご飯が並び、山はジジババたちの笑い声で満ちている。2006年秋、いよいよ工事が終わり、水がたまり始めた。もう誰も、村に帰ることはできない。ジジババたちの変わりゆく暮らしに寄り添った15年間の記録。
『ただいま それぞれの居場所 』
2010年 / 96分 / 日本
企画・制作・監督 大宮浩一 / プロデューサー 安岡卓治 / エンディングテーマ 森圭一郎 / 取材ディレクター 北里宇一郎 / 撮影 山内大堂 / 録音 大澤一生 / 編集 辻井潔 / サウンドデザイン 石垣哲 / 題字 板谷彦山 / ナレーター 伊藤梢 /推薦 宅老所・グループホーム全国ネットワーク・NPO法人全国コミュニティライフサポートセンター・ 社団法人日本看護協会 / 配給宣伝協力 東風・NPO法人KAWASAKIアーツ / 配給 安岡フィルムズ / 制作・著作 大宮映像製作所
介護保険制度導入から10年――映画で見つめる介護の現在。
創立23年の民間福祉施設と、新たに、若者によって設立された三つの施設を取材。人手不足や低賃金などの問題ばかりが取り上げられがちな介護の現場ですが、映画は、利用者やその家族と深くかかわることを望み、日夜奮闘する施設のスタッフたちの姿を映しだしていく。いくつもの人生の最後の季節、生と死のあわいに向き合い続ける日々が、スタッフそれぞれの哲学を育む。制度とシステム、医療と介護、家族と社会。その狭間をさまよい続け、ようやく見つけたそれぞれの居場所。そこにはきっと大切な誰かと、ともに生きるためのヒントがあるはず。
『街のひかり 深谷シネマ物語 』
2010年 / 71分 / 日本
監督 飯塚俊男 / 撮影指導 一之瀬正史 / ナレーション 南早希 / 編集 遠藤協 / 音響助手 黄永昌 / 助監督 片山春樹(録音)・佐藤杏奈(録音)・竹田光二(撮影)・棚田浩章(撮影)・野村英司(撮影)・松久朋加(録音) / 野見山雅史・米元寛子
まちに映画は必需品
飯塚俊男監督の「スタッフ(受講生)は全員助監督」というコンセプトの元で制作された、2009年度ドキュメンタリー・コース高等科の講師と受講生によるコラボレーション作品。八年前、埼玉県深谷市に市民の手で作られた映画館「深谷シネマ」。その深谷シネマの移転を通して、街と映画館、映画館とそれに関わる人々の姿を追ったドキュメンタリー。
2009年 / 98分 / 日本
監督 筒井勝彦 / プロデューサー 川井田博幸 / 撮影 秋葉清功 / 編集 筒井勝彦 / 音楽 近藤久美子 / 音楽演出 山田陽 / 音響スタジオ studio Don Juan / 語り 井口佳子 / 企画・制作 / 中瀬幼稚園 / 制作 グループ現代
子供たちの"輝く瞳"を追いかけて
見えてきたかけがえのない いつもの暮らし。
東京都杉並区の住宅街にある中瀬幼稚園。この空間を守るかのように武蔵野の面影を残す屋敷林がおおっている。世の中が変化し、子どもたちを取り巻く社会環境が激変しても子どもたちはこの空間で"いつもの遊び"を繰り返している。その姿に最近の子どもたちに失われつつある"何か"があり、それは現代を生きる私たちに真に大切なものは何であるかを深く問いかける。卒園までの1ヵ月、早春の風の中を軽やかに駆け回る子どもたちの"いのちの耀き"を描いたドキュメンタリー映画。

Ed Wood COLLECTION
映画史上最低の映画監督
エド・ウッド・コレクション
プラン9・フロム・アウタースペース
3月26日[土]-4月8日[金]
グレンとグレンダ
3月26日[土]-4月8日[金]
怪物の花嫁
3月26日[土]-4月8日[金]
フランケンシュタイン対
地底怪獣バラゴン
3月26日(土) - 4月8日(金)



















